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御茶壺道中は、将軍通行に匹敵するほど格式のあるもので、茶壺を持った使者が仰々しい行列を伴って通るときには、諸国の大名行列させも道をあけ、庶民は顔を上げられなかったといいます。
こうして運ばれた茶壺は、秋になって初めて茶壺から出して、臼で挽いて抹茶となりました。
信楽の朝宮でも5月の連休には茶摘みが実施されます。
御茶入日記
茶詰が終ると茶道頭により、壺が封印、鍵附きの外箱に収められ、御茶入日記がそえられます。御茶入日記には、茶壺の中の茶の種類、銘柄、量目、茶詰の月日、茶師の名が記され、壺の封を切らなくても内容記載がわかるようにされました。
今でも京都では、10月の宇治茶まつりや11月の北野天満宮などで、御茶壺奉献祭・口切式が行なわれ、茶道の各家元や角社中でも口切の茶事とされる、茶壺の開封の茶事が行われています。