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日本の焼き物には、「陶石」という岩石を粉砕した粉を原料として作られる磁器と、「陶土」という粘土を原料として作られる陶器と2つのグループにわけられます。

磁気で作る陶器
磁器の代表的産地は瀬戸焼や有田焼などのようにつるつるした白い磁器の上から絵が書かれているものが代表されます。


陶土で作る陶器
陶器の代表的産地の信楽・備前・萩・唐津などがあり、良質の粘土そのものの良さを引き出した作品が代表されます。



信楽焼の特徴


長石を含んだ良質の粘土で、日本で唯一、大物作りに適している。また、大物&小物についても登り窯による高火度焼成により焦げて赤褐色の堅い焼締肌となり、焼成中に薪の灰がかかり自然釉の淡黄・緑・褐色などあきのこない作品となります。

また現在は、人工的な釉薬の開発により、良質の粘土を用いて、さまざまな色合いの作品づくりがされています。


備前焼の特徴


鉄分の多い田土(田んぼの底深い粘土層の土)によって、茶褐色に焼き上がり、粘り気があるので、薄造りの細工しやすい作品となります。

古来より、無釉の焼締の技法で、火襷(赤い襷をかけたような模様)や灰釉をかけたような灰被りの堅く焼き締めた作品でもあるのが特徴です。


萩焼の特徴


大道土(砂礫の多い土)を、低下度でじっくり焼成することで、あまり焼き締まらず吸水性に富んだ作品に仕上がる。使いこむことにより、作品の肌が変化するさまを茶人が珍重している。

釉薬は、土灰釉とワラ灰釉が主体で、白濁が濃いものが「白萩釉」や「白釉」薄いものが「萩釉」などと呼ばれている。シンプルな風合いが特徴である。


唐津焼の特徴


鉄分を含んだ砂目の粗い堅い粘土で、焼き上がりは暗い鼠色になるのが特徴。

また、火の状態や鉄分の変化によって、色変わりがおこることによる新たな技法が編み出され受け継がれている。